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ちば社会的連帯経済研究所へ

​ようこそ

 このたび、生活クラブ千葉グループでは、「ちば社会的連帯経済研究所」と名付けた任意団体を設立しました。生活クラブ千葉グループとは、1976 年に設立した生活クラブ生協千葉(以下、生活クラブ虹の街)と、それを母体として誕生した8つの団体を言います。生活クラブ虹の街のほか、認定NPO法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブ(市民活動の中間支援)、認定NPO法人 コミュニティケア街ねっと、NPO法人地球市民交流基金(パキスタン、ラオスなどの民衆支援)、NPO法人せっけんの街(廃油せっけん作りをはじめとする環境活動)、NPO法人ワーカーズコレクティブ千葉県連合会(労働者協同組合の支援、拡大)、社会福祉法人生活クラブ風の村(福祉事業)、NPO 法人ユニバーサル就労ネットワークちば(はたらきづらい人の「はたらく」を支援)、NPO法人はぐくみの杜を支える会(生活クラブ風の村の社会的養護施設を支援)、合計9団体で「生活クラブ千葉グループ」を構成しています。
 生活クラブ虹の街では、1991 年から始まる第3次中期計画で、自らを「新しい協同組合」と位置付けました。この言葉は、1992 年に東京で開催されたICA(国際協同組合同盟)大会を前に、イワン=ベーク氏が、協同組合のあるべき姿について報告書を提出した、そのなかで使われた言葉です。60 年代後半の、世界的な若者の異議申し立て運動 (日本では全共闘運動など)を経て、地域的、社会的な課題解決を目的に誕生した協同組合を指します。生協でいえば、都道府県域の半数近く、あるいはそれ以上を組織する既存の生協群が存在するなかで、千葉県内の組織率が1%台の生活クラブ虹の街を「新しい協同組合」と位置付け、食の問題はもちろん、環境・福祉など、さまざまな問題に対して、先進的な社会モデルを提示していくという決意、姿勢を示したものでした。生活クラブ虹の街を母体に8つの団体が次々と誕生したのは、その姿勢の結果だと言ってよいでしょう。
 そして今、「社会的連帯経済セクター」が世界的に拡大しています。非営利法人・社会的企業など、営利を目的とするのではなく、社会課題を解決することを目的とする企業・団体を指します。ベルリンの壁が崩れ、ソ連が崩壊して、資本主義が社会主義との思想的な戦いに勝利したかに見えましたが、その後、新自由主義が世界に拡大するなかで、貧困や格差が広がっています。また、温暖化による気候変動、生物多様性の危機が差し迫った地球的課題になっていますが、営利の拡大を優先する資本主義のもとでは、これらに対して有効な対策を示せていません。社会課題を解決することを目的とする社会的連帯経済セクターを拡大することで、お金もうけを優先する資本主義を修正していくことが求められているのです。それは、人類生き残りのための行動と言っても大げさではないと思います。
 こうした社会状況のなかで、生活クラブ千葉グループの各団体は、自らを、社会的連帯経済セクターの一員であると位置づけなおしました。そして、生活クラブ千葉グループの情報交換とともに、他の社会的連帯経済の皆さんとの交流を図ることを目的に、ちば社会的連帯経済研究所を発足しました。どうぞ、よろしくお願いいたします。

​池田徹(ちば社会的連帯経済研究所・所長/社会福祉法人生活クラブ風の村特別常任顧問)

研究所の沿革

1976年

生活クラブ生活協同組合(千葉)設立

2006年

生活クラブ生協と、その活動や事業を母体に生まれた、併せて9団体で「生活クラブ千葉グループ連絡協議会」設立

目的:1.生活クラブ千葉グループ連絡協議会は、県内の生活クラブ関連運動団体を基礎に生活クラブ千葉グループを形成し、お互いの事業・活動状況を共有するとともに、相互に事業・活動を通じて、地域貢献と事業の発展に協同し取り組む。

2.生活クラブ千葉グループ連絡協議会は、その総合力で地域社会をより住みよく暮らしやすい社会に変えていくために、協力して各々の事業と運動を前進させるとともに、共通のテーマをもって生活クラブ運動の総合力を発揮することにより、社会問題の解決とコミュニティ(地域社会)の再生に寄与することを目的とする。

 

2015年

「生活クラブ千葉グループ協議会」に名称変更

 

2019年

「生活クラブ千葉グループ協議会」の部会として、グループ9団体に加え、連携する2団体と客員研究員7名が参加し、「ちば社会的連帯経済研究所」設立。

​研究メンバー

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所長

 池田徹    生活クラブ風の村特別常任顧問

所長代理
 福住洋美    生活クラブ虹の街理事長

研究員・客員研究員

問い合わせ

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